こんにちは。『未来の子ども達プロジェクト』公式キャラクターのミライコです。
毎月『心のメタボリックシンドローム』として精神習慣にまつわるエピソードや体験談を紹介しています。
4月は、あんちゃんの精神習慣ブログをお届けします。
私は以前、「舐められてはいけない」という虚勢を張る精神習慣を持っていました。フリーランスとして自分一人で仕事をしていることもあり、自分を守れるのは自分だけだと思い込んでいたのです。
「仕事が出来ると思わせなきゃいけない」「下に見られちゃいけない」と、いつも誰に対しても身構えていて、自分を守ることに精一杯でした。
その頃の私は、虚勢を張るばかりで、張っている自分に気が付くことさえできずに、必死に頑張っていたように思います。そんなある時、品田講師に「あなたは仕事ができないよ」とハッキリと言われ、大きなショックを受けました。
私は出来るはず。優れているはず。
そう思い込ませて頑張っていた私にとって、ありえないほどの衝撃でした。見ないようにしていた“できない自分”にようやくそこで目を向けざるを得なくなり、はじめはものすごい抵抗感に襲われました。
けれど、“できない自分”を受け入れるのにそう時間はかかりませんでした。
“できない”に対して、“良い”も“悪い”もないフラットなエネルギーの指摘は、受け取る側もフラットにさせてしまうのかもしれません。“できる”“できない”の区別は、特に大事な話じゃなかったみたいです。
自分のマイナス的な部分を必死に隠す必要がなくなってからは、「こんな自分もいいんだ」と丸ごと自分を愛せるようになりました。それからというもの、本当に心が楽になりました。また、楽になっただけではなく、仕事がどんどん舞い込んでくるようになったのです。
やりたかった仕事の依頼が来たりと、どんどん世界が変わっていきました。
ついには、なかなか結婚に踏み切れなかったパートナーから、プロポーズもされ、結婚もしました。自分を丸ごと愛せるって、本当にすごい力があることを体感しています。
その後、自分の思考や感情の使い方の癖を自覚してから気づいたことがあります。それは、「舐められてはいけない!」というのは祖母と父の口癖だったのです。
祖母も父も、そうやって自分を守って必死に生きてきたことを知り、自信が持てなかった私の根源の理由を知ることができました。
こうやって、代々から精神習慣が引き継がれてしまっていたのです。
自分カプセルにはまり込んでいたら、何にもわからなかったのですが、たった1つの“できない自分”を解放させてあげられたことで、色んなことがみえてきました。
自分で自分のことは、本当に気付けません。他者からの何気ない言葉や、他者に感じる自分の心を通してしか、自分のことはわからないのです。
精神習慣の改善は、他者の目を借りるしかないこと、そして、自分を超えようという意志が必要なことを改めて感じています。