こんにちは。『未来の子ども達プロジェクト』公式キャラクターのミライコです。
毎月『心のメタボリックシンドローム』として精神習慣にまつわるエピソードや体験談を紹介しています。
9月は、やっさんの精神習慣ブログをお届けします。
昨年7月から今年の3月までの間、第3期生として己育て塾を受講しておりました。その間に気づいた事や、塾生中に経験した事について書きたいと思います。
私は、「自分は取り立てて課題を抱えているわけでは無いけれど、現在幼稚園に通う子どもがいるので、子育てに活かせるような役に立つ話が聞けるのでは無いか」、という軽い気持ちで塾を受講しました。ところが、塾の講義を受けたり、課題に取り組んだりしていくうちに、自然に自分と向き合う時間が増え、少しずつ心境・状況が変化していきました。
これまで、自分の両親について深く知ろうという意識が無かったのですが、己育て塾を通じて、自分を産み育ててくれた両親や、その両親である、おじいちゃん、おばあちゃんについて、もっと知りたいという意識が出てきました。自分のルーツを知りたいという想いもありました。夏季休暇や年末年始に実家に帰った際は、両親の昔の写真を見てみたり、何気なく母親や父親の子供時代の話を聞いてみたり、自分が生まれる前の話を聞いてみたりしました。すると、それまでは私自身の思考習慣は母親に似ていると思っていたのですが、父親にもとても良く似ている部分がある事に気付きました。特に、「面倒臭い事が嫌いで事なかれ主義」なところは完全に父親似でした。また、話を聴いていく中で、母親からは父親の愚痴も聞かされましたが、その内容が自分にも当てはまる事が多々あり、妻や子どもに対して申し訳ない気持ちになりました。今まで、自分は良い父親だと思って生きてきましたが、実はそうでもなく、むしろ妻や娘に迷惑をかけている部分がたくさんあるということに気付きました。この件以来、今までよりも謙虚な気持ちで物事に取り組めるようになれたと思っています。
また、己育て塾を受講している間に、長らく勤めていた会社を退社し、初めて転職を経験しました。これは、己育て塾の受講前の私では考えられない事だったと思うのですが、自分自身と向き合った末の結果と思っています。この転職の結果、家族を関西に残したまま、自分一人だけ関東に単身赴任することになったのですが、当初は「妻や子供達と物理的に離れてしまうので、家族がバラバラになってしまうのではないか」と内心とても不安でした。関東での生活はもちろん一人なので、身支度からご飯の用意、洗濯などは当然一人でやらなければなりません。こういった生活を続ける中で、いかに普段から妻に助けられていたかを痛感しました。ある時、これまでの感謝の気持ちを妻にそれとなく伝えたところ、手料理を冷凍パックにして持たせてくれました。単身赴任生活を経験した事もあり、今まで以上に有り難みを感じ、妻の優しさが心に沁みました。平日は関東で働き、週末は夜行バスに乗って関西に帰るという生活を毎週続けて、既に半年が経過しました。現時点では、幸いにして家族との絆が切れることなく生活できていますが、今後もそうである保証はないので、家族への感謝の気持ちを忘れずに、一日一日を丁寧に生きていくことが大切だと感じています。