教師を目指す大学生対象「いじめが終わる方程式」講座、第1回実施報告と2/17第2回講座のご案内

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広報部の宮本竜介()と申します。

今日は、10月14日に行われた、教師を目指す大学生対象「いじめが終わる方程式」オンライン講座第1回の様子をお伝えします。

教職課程のある大学様を通じてお送りした案内や、このホームページでの告知などをご覧いただき、7名の方が参加してくださいました。大学生に限らず、品田講師の「いじめが終わる方程式」の書籍を読んだ現職の教諭や学習支援員の方もいらっしゃり、多様な属性の方に興味を持っていただけて、スタッフ一同とても嬉しく思いました。

品田講師、当団体スタッフと、参加者の皆さん

品田講師の講演では、昨今ますます業務多忙になっている教師が置かれている状況について情報を整理したのち、「教師になっていじめ問題やストレスによる苦痛を体験しないために大切なこと」をお伝えしました。また小・中学校で実施してきたいじめ防止授業を再現して、児童生徒の心にどのようにアプローチしているかをご紹介しました。

私も、「いじめが終わる方程式」を体験した教師の一人として登場しました。私の体験は品田講師の書籍の149ページから「パワハラの正体を理解した瞬間」という題で紹介されています。教員間の人間関係のストレスから心身症に至り病気休職、子育て塾(現・己育て塾)を通じて「いじめが終わる方程式」に出会い、再起。今は元気に復帰して学級担任、授業、運動部顧問をしています。私からは、長時間労働など表面的なことだけが問題ではなく、実は愛情深く熱血な先生こそ精神をやられてしまう性質を持っていることをご説明しました。その上で、現場で体感しているビフォーアフターを紹介し、「おかげさまで、違う職場で、別人の人生を歩んでいるかのようだ」という話をしました。

最後の分かち合いの時間に、自分がいじめられた経験だけでなく、加害者だったこともあるという事実を勇気をもって告白され、両方の立場に立ったことがあるからこそ感じた気づきを伝えてくださった大学生の方がいらっしゃったこと、また現職の先生から、「翌日学校へ行ったら子ども達がキラキラしていました」という感想をお寄せいただいたことなどが印象的でした。

まず教師自身が「いじめが終わる方程式」に触れて自分の心の内面を見つめることにより、「自分いじめ」(=自己否定)の沼を終わらせて心の安定を手に入れることができます。それにより、教師も健康な状態で勤務でき、次第に周りの生徒や学校全体にも良い影響が波及して、自然にいじめのない世界へと変わっていきます。教師を目指す大学生や現職の先生方が本講座をきっかけにその第一歩を踏み出していただけましたら、私も現場の一体験者として心から嬉しく思います。

なお、来年2月17日に、第2回の講座を実施いたします。基本的に今回と同内容ですが、ご参加いただいた方からのフィードバックを生かしてバージョンアップした講座をお送りします。Zoomを利用したオンライン講座ですので、全国どこからでも気軽に参加可能です。まだまだ空席はございますので、皆様のお申し込みをスタッフ一同心よりお待ちしております。

【日時】2021年2月17日(水)19:30〜21:30

【開催場所】Zoomによるオンライン講座

【参加費】500円

【対象】教師を目指す大学生のみなさん (それ以外でもOK!

【講師】品田 奈美 (教育コンサルタント/親子メンタルトレーナー)

【後援】文部科学省・葛飾区教育委員会・八王子市教育委員会

お申し込みは、申し込みフォーム(Peatix経由)からお願い致します。

イベント概要