2025年7月4日(金)都内の中学校で、1年生の皆さんに道徳授業を開催させていただきました。
去年も道徳授業を開催させていただいた学校で、今年も引き続きご依頼いただきました。

昼休みのチャイムが鳴ると、生徒さんが続々と体育館前の外のスペースに現れ、所狭しとワイワイ遊んでいる元気な姿が印象的でした。
そして先生から「生徒の分も保護者の分も、パイプ椅子は全部生徒達が並べます」と言われて待っていたところ、授業開始5分前に、昼休みが終わった生徒達が続々と体育館に入ってきました。
内心「開始時刻に間に合わないんじゃ…?」と思っていたのですが(ごめんなさい)、みんなスムーズな動きで椅子を並べていき、授業開始ピッタリには始められる状態になってたのでビックリしました!慣れたもんですね^^
保護者の方々も、続々と参加してくださいました。

道徳授業開催にお声がけいただいた先生が担当していた去年の学年と打って変わって、静かな学年ですと事前に聞いてましたが、いざ授業が始まると元気でワイワイしてる生徒さん達でした!
まずは自己紹介の名前の話から、おのずと先祖の話に繋がっていきました。
そこで、自分の戸籍を遡ったことがある子がいるか手を挙げてもらったところ、なんと、平安時代まで遡れた子もいるようでした。(すごい!)
また、昔からなぜか“あるもの”が怖かったという講師のエピソードがあり、のちに自身の何代か上に、その“あるもの”にまつわる悲しい出来事を体験した人がいると知ったという話が印象的でした。
自分自身も物心ついた頃から、ある特定のものに対してなぜか湧いてくる恐怖を持っていたので、この感情も自分以外の誰かの感情を引き継いでいるのかなと思ったりしました。
講師の体験談の話になると一気にシーンと静まり返って、みんなが引き込まれて聞いてるのが後ろからも伝わってきました。だからか、今回の授業はいつもより体験談が多めだった気がします。
前半が終わり休憩時間になると、講師の周りに自然と生徒さんが集まってきました。


自己紹介で知った講師の波乱万丈な人生に、興味津々のご様子だったのでしょうか。生徒さんからは、たくさん質問が飛び交っていました。
休憩時間だけではまだまだ話し足りない様子でしたが、後半の授業が始まりました。
いつものようにリンゴの写真や握手ゲームを通じて、「くらべる」の仕組みを学んだり、講師に対してどんなことを感じるか?という問いかけを通じて「感じる」の仕組みを学んだり…前半の授業が体験談で目白押しだった分、後半は本題の「いじめが終わる方程式」についての話でどんどん進んでいきました。

“卑下”のキャラクター「ひげっち」や、“嫉妬”のキャラクター「シットマン」のぬいぐるみを使ったり、講師お手製の模型を使ったり。目で見て手で実感して、生徒さん達も体感を以って「いじめが終わる方程式」に触れられる時間になったかと思います。


最後まで集中が切れず、とてもワイワイ反応してくれる生徒さん達でした。
生徒さんのそばで授業を聞いていた先生たちも“仕事中毒”の話になった時に「耳がイタイ〜〜」という感じで両耳をふさぐフリをして、それを見た生徒さん達も笑っていたのが、ステキな関係性が垣間見えたようで印象的でした。
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最後に、生徒さんからのアンケートの感想を一部紹介させていただきます。
●相手に対して思う気持ちは自分が持っている気持ちだということを聞いて、けっこう心が楽になった気がしました。それと、自分はけっこう卑下したり、特に嫉妬心がとても強く、相手と話していると何かしらの負の感情を必ず持ってしまうため、今回のご講演でその感情をなくす方法を紹介してもらい、実践してみたいと思いました。あと、りんごの具体例や握手ゲームでは、他人と比べたりすることの無意味さを知ることができました。
●今までのいじめ防止授業とは全く違う内容でおどろきました。長所=短所や、人と比べることで自分のことが分かってくるなど、とても変わっていて面白い授業でした。
●いつも聞いたことあるような、ありきたりないじめ防止の話ではなく、いじめに関係したことがない人でも自分に対して深く考えさせられる講演だった。
●いじめを終わらせるには、自分で、いじめの種を持っていることを自覚することが大切だと分かった。自分で自分のことを愛して、大切に思って、大事にすると同時に、自分のことをよく知って、自分がここにいることを世界一のキセキだと思って、これから生きていきたいと思った。
●いじめに対する考え方が180度変わりました。
●いじめについての講演だと、いじめた側が“悪い”と言っている人が多かった。でも今回はどっちが“悪い”とかではなく、いじめが起こる仕組みを説明してくださった。どっちが“悪い”より、いじめが起こる“仕組み”を知った方がいじめが少なくなるんじゃないかなと思った。
●相手に対して思うことは、今自分にもそういう面があるから、という話がすごく、目の前が一周した感じがした。相手を通して自分を感じることもできるということで、相手に自分が思ったことをもっともっと研究し、自分を知れるようになりたいと思った。
●私は、低学年も高学年もいじめられていたため、友達にいじめられることは私がこういう人間だからしょうがないと思っていた。けど、いじめは自分が自分をいじめているからだと分かった。
●自分を大切にすることが、周りを大切にすることに繋がると改めて具体的に知れてよかったと思う。
●これからは自分のことを大切にしてあげたいと思った。
●私は、いつも周りの人と比べてしまって、喜んだり、落ち込んだりしていたので、今回の授業のおかげで、心がやわらぎました。
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皆さんからのご感想を読んでいると、今回の授業内容をまっすぐ受け取ってくれていたのが伝わって、こちらまで心が温かくなりました。
これからの学校生活の中でモヤモヤしたりつらいことがあった時に、授業で聞いたことを少しでも思い出して、自分を知れる瞬間があれば嬉しいです。
このたびは貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
今回のブログは小嶋が担当しました。

